「休むタスク」でてんかん発作を防ぐ~タスクペディアの使いみち⑤

てんかん発作の「誘発要因」のひとつに「疲労」があります。

てんかんに限らず、疲れは体調不良の原因になりますが、「疲れ」はけっこう意識していないといつの間にかたまっているもの。

仕事中は集中しているから感じないけど、終わった瞬間、ドッと疲れを感じる、なんてことありませんか?

 

こけしは、ラファミド八王子で働いていたころ、仕事が終わって、玄関から外に出た瞬間によく疲れを感じていました。それにバスや電車での通勤疲れが重なってか、帰り途中や、帰宅後に発作が起きることが、けっこうありました。

パープルカフェでも、仕事帰りに駅や電車で発作が起きてしまったという話はよく聞きます。

現在は家でもっぱらデスクワークですが、パソコンに向かって集中していると、気付いたら時間がけっこう立っていて、肩や頭が痛くなってしまう、ということがあります。

また、パープルカフェでも、話している間は毎回楽しいので、気付かないのですが、終わった後、頭痛がしてしまうこと、何度もありました。

集中していると疲れを感じない(気づかない)ことを、実感します。

 

「疲れ」、そしてそれが誘発するてんかん発作を予防するためには、「疲れをためないこと」が必要です。そのためには「休憩を取ること」が必須。

でも、「疲れる前に休憩を取ろう」と思っていても、「まだ大丈夫だろうと」と思って後回しにしたり、仕事などに集中していて忘れちゃったりするものです。

 

そこで、こけしは「休憩をタスク化」しました。

例えば、パープルカフェでは、1時間ごとに5分休憩を取ることにしています。

話したい人は自由にしていますが、こけしはしっかり5分休ませてもらっています。特に立川だと、すぐそばで話が盛り上がっているので、自分も話したくなっちゃうのですが、離れたところで目をつぶって休むようにしています。

「5分休憩」を実践するようになってから、パープルカフェ終了後の頭痛がなくなりました。

 

 

仕事中も、40分タイマーを掛けておいて、タイマーが鳴ったら一回パソコンを閉じて、5分休憩をするようにしました。

すると、肩こりがなくなりました。仕事時間はタイマーを掛ける前と変わらないのですが「疲れ」からの「頭痛」「肩こり」がなくなったことで、家事なども含めて、仕事の効率は上がったと思います。

また、前兆発作のときも、正直動ける気がしてしまうのですが、「20分寝る」タスクを作って実践したことで、前兆からの発作が防げるようになりました。

前兆発作についてはコチラ 
てんかん発作の微妙な前兆③+予兆(プロドローム) 

 

こけしは、タスク管理のいいところのひとつは、「タスクの中には感情は含まれないこと」と感じています。

何かの途中に「休む」時のことを書き出してみると、こんな感じになります

  • 仕事を40分やった→(まだ働ける気がする、働きたい)→5分休憩する
  • パープルカフェで1時間話した→(まだ話したい、全然話せる気がする)→5分休憩する
  • 前兆発作を感じる→(全然大丈夫そう、今やっていることを止めたくない)→20分寝る

この真ん中の部分は、休んだ方が良いと分かっていても、毎回感じてしまうことで、休むのをためらわせてしまいます。

でも、タスク化すると、この感情の部分は含まれないので、「タスクに沿って動こう」と思うとすんなり休めるのです。

「なんだかいつも疲れちゃうなあ…」という人は、「きりがいいところまで」より「何時まで」「何分経つまで」と具体的に時間で決めておくと、疲れが減らせて、仕事などの効率もよくなるかもしれません。

そこに、タスク管理をちょっと使ってみてはどうでしょう。モヤモヤ悩まずに、休めるようになるかもしれません。

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