てんかんと運転免許②教習所でかけられた言葉

こけしは発作が服薬だけでは治まらない「難治性てんかん」ですが、服薬の他に西医学療法やケトン食療法などを行い、生活環境を整えたり前兆時の対処を慎重にしたりすることで、現在、発作のない状態が4カ月続いているところです。

まだまだ先は長いですが、運転免許も夢じゃないかもって思えています。

 

 

運転免許については以前もブログに書きました。てんかんと運転免許

パープルカフェでも、「運転免許」など「資格」についてはよく話題に上がります。数年前は、たとえば刃物を扱う仕事などは「てんかん」だと資格を取れないこともありましたが、現在は理解と改正が進み、取れるようになった資格も多いそうです。

そんな中でも、「てんかんなのに運転免許を取ろうとするなんてあり得ないだろう」などと患者にいう人もまだまだ多いです。

てんかんの症状は人それぞれですし、全体の中で見たら運転免許を取るのに問題のない人の方が断然多いです。そもそもだれもが望んで病気になったわけではないのに、「てんかん」というだけで否定されるのは本当につらいことです。

 

 

そんな話をしていて、自分も運転免許を取ろうとしたときに、もしそんな心ない言葉をかけられていたら、今どうしていただろう…?と思いました。

 

 

教習所の申込書などは今も大事に取ってありますが、もうあれから10年以上経ってしまいました。もしかしたら、もうあのときの講師さんはいないかもしれませんね。

こけしが免許を取れる日は来るかまだわかりません。また発作が起きてくじけるかもしれません。

でも、自分が取りたいと思うかぎり、あきらめずにがんばろうと思います。

そう思えるのは、「いつでも戻ってきていい」という言葉に、自分を応援して待ってくれる人がいる、自分はあきらめなくていいんだと感じて、支えられているからなんだと、今あらためてしみじみ思います。