こけしは発作が服薬だけでは治まらない「難治性てんかん」ですが、服薬の他に西医学療法やケトン食療法などを行い、生活環境を整えたり前兆時の対処を慎重にしたりすることで、現在、発作のない状態が4カ月続いているところです。
まだまだ先は長いですが、運転免許も夢じゃないかもって思えています。
前の発作(前兆除く)から4ヶ月過ぎた。
前は睡眠中だから、起きてるときの発作はもうすぐまる5ヶ月ない。2年後に運転免許取れるといーなー!
あとは自動運転とかで、てんかん発作があっても運転できる車が実用化されないかなー将来。
いつもいつも運転してくれた両親を車に乗せたいなー!#てんかん
— こけし (@kokeship_10cans) June 28, 2021
運転免許については以前もブログに書きました。てんかんと運転免許
パープルカフェでも、「運転免許」など「資格」についてはよく話題に上がります。数年前は、たとえば刃物を扱う仕事などは「てんかん」だと資格を取れないこともありましたが、現在は理解と改正が進み、取れるようになった資格も多いそうです。
そんな中でも、「てんかんなのに運転免許を取ろうとするなんてあり得ないだろう」などと患者にいう人もまだまだ多いです。
てんかんの症状は人それぞれですし、全体の中で見たら運転免許を取るのに問題のない人の方が断然多いです。そもそもだれもが望んで病気になったわけではないのに、「てんかん」というだけで否定されるのは本当につらいことです。
先日の #パープルカフェ では
なんか、こうやって話しているとみんなふつーに話して生活している人たちなんだけど
てんかん患者だからという理由でいろいろダメって制約受けることが多くて
そういうことを言うのは、てんかんをよく知らない人が多いよねって話が出た。#てんかん
— こけし (@kokeship_10cans) June 28, 2021
そんな話をしていて、自分も運転免許を取ろうとしたときに、もしそんな心ない言葉をかけられていたら、今どうしていただろう…?と思いました。
こけしは、運転免許は普通に取れると思っていて、教習所で発作が起きて初めて、今の状態では取れないと知った。
教習所の講師さんは
「(免許を取れるようになったら)いつでも戻ってきていいからね」
と言ってくれた。その言葉のおかげで、今もあきらめずにがんばれるなって、改めて思う。#てんかん pic.twitter.com/l6lHvFQEuo
— こけし (@kokeship_10cans) June 30, 2021
教習所の申込書などは今も大事に取ってありますが、もうあれから10年以上経ってしまいました。もしかしたら、もうあのときの講師さんはいないかもしれませんね。
こけしが免許を取れる日は来るかまだわかりません。また発作が起きてくじけるかもしれません。
でも、自分が取りたいと思うかぎり、あきらめずにがんばろうと思います。
そう思えるのは、「いつでも戻ってきていい」という言葉に、自分を応援して待ってくれる人がいる、自分はあきらめなくていいんだと感じて、支えられているからなんだと、今あらためてしみじみ思います。